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「米仕事」と「花仕事」が織りなす、ブランドの深み

ブランディング

おはようございます。
応援ブランディングの専門家、エイドデザインの渡部(わたなべ)です。

 

先週は、地元で開催された「ミライの給食2026」に運営として携わってきました。

 


「ミライの給食2026」は、小学校時代の同級生である東京ミシュラン一つ星のフレンチレストラン「La Paix(ラペ)」のオーナーシェフ・松本一平さん(一平ちゃん)と、地元の生産者さんたちを巻き込んだ食育イベントです。

 

今年も様々な方々にサポートいただき、大盛況のうちに閉幕しました。ご協力いいただいた皆様には心より感謝申し上げます。

 

 

このイベントは2024年(一昨年)が第一回目の開催。

後から聞いた話ですが、評判がかなり良かったみたいで、地元の自治体では「どこの大手企業が、何の目的でおこなっているのか」とイベントの背景が噂になっていたそうです。

 

真相は、松本さんを含む同級生三人が「地元に恩返しを」ということで盛り上がってつくっただけ。

すべて自分たちでお金を出し合って開催したイベントなので、何の背景も思惑もありません(笑)。

 

ちなみに同級生三人の内の一人は、弊所を起ち上げ前から熱烈応援いただいている株式会社 イエステージの和田 靜佳さん(たーちゃん)です。

 

▲ミライの給食2024の様子

 

 

昨年は少し趣向を変えて、「和歌山の食を世界に」というテーマで大阪関西万博(関西パビリオン和歌山ブース)にて「ミライの給食2025」を開催。こちらは和歌山県が主催でしたので、私は運営の一部サポートとリーフレットなどのクリエイティブを少しお手伝いをいたしました。

 

▲ミライの給食2025の様子

 

 

そして三回目となる「ミライの給食2026」は、一昨年に続き母校の小学校を借り、和歌山県内の小学生21人を招き、コース仕立ての給食と質問コーナーを通じて食の未来について考えてもらいました。

 

こちらは同級生三人が主体なので、私は事務局として、クリエイティブ担当として、そして広報としてガッツリ動きました。

三人がそれぞれの分野でプロフェッショナルに動くイメージです。

もちろん連携は取りますが、それぞれがリスペクトし、それぞれが主体的に動くので、イベントの規模を考えるとかなり効率的な運営になっていると思います。

 

 

当日の運営は、小学校の同級生で結束した有志チーム「三田小学校49年会(1987年卒業生)」が担当しています。

せっかくの休日に手弁当で手伝いに来てくれる同級生にも大感謝です!

 

翌々日、会の代表でもある和田さんと仕事で会う機会があり、「本当に疲れたよねえ」と笑いながら充実感をかみしめていました。

(後日談ですが、その週末はヘロヘロでした…笑)

 

 

前置きが長くなりましたが、今日のメッセージです。

 

 


今日のメッセージ


 

▼実は今回のイベントを通じて、改めて考えさせられたことがありました。

 

ブランド戦略に通じるところがあるので、このブログでも共有させていただきます。

 

 

クルーズトレイン「ななつ星」のデザイナー・水戸岡鋭治さんの仕事哲学に私が大いに共感する部分があります。

 

それは、自分がしている仕事を、稼ぐための「米仕事」と、社会的視点で行う金銭的対価を超えた「花仕事」に切り分けている点です

 

 

これは昔の農村の話だそう。

 

食べるためにお米を作るのが「米仕事」、それ以外の祭りを維持したり、地域のために何かをしたりするのが「花仕事」と言われていました。

 

この言葉で捉えるなら、今回のイベントは私にとって「花仕事」でした。

 

 

 

▼私たちは普段仕事をしている中で、どうしても「米仕事」に偏りがち。

 

これは私だけでなく、今回のイベントに参加してくれた関係者にも共通することでした。

 

事実、イベントが終わってからの懇親会の席で、調理チームや生産者さんから

「普段は調理場から出ないので、このイベントが本当に楽しかった」

「畑から出ないので、こういうイベントがあると本業の励みになる」という声がそこかしこに聞かれたからです。

 

 

もちろん、「米仕事」が大事なのは言うまでもありません。

 

ただ、「米仕事」だけに寄りすぎると、どこか味気なく感じることはないでしょうか。

 

稼ぐことが目的という生き方を決して否定はしませんが、私個人としては理想とする生き方ではありません。

 

 

▼もちろん、稼ぐことは必要ですし、私も普段はしっかりと米仕事をしています。

 

ただ、何のために稼ぐのか?

そして稼いだものをどう活用するのか?

 

そこが人生の深みになるのではないかなと私は思っています。

 

 

 

正直なところ、「花仕事」も結構大変です。

 

時間も労力もかかりますし、すぐに目に見える成果が出るわけでもありません。

 

しかし、この「花仕事」での経験が、「米仕事」に深みを与えてくれることもあるのです。

 

 

私の場合だと、

子どもたちのまっすぐな質問に触れて自分の仕事の価値を一言で言い表せたり、

シェフや生産者さんの言葉を近くで聞いて伝えるべき物語の芯が見えやすくなったり、

同級生と同じ目的で汗をかくことで互いの信頼が積み上がったりするなど

様々あります。

 

 

▼「米」と「花」。

 

この二つの文字を合わせると「糀(こうじ)」です。

 

食べ物が「糀」を使って発酵することで複雑な旨みが増すように、仕事も、そして人生も、「米仕事」と「花仕事」があることで、互いに発酵するように絡み合い深みが増していきます。

 

 

そしてこれは、ブランド戦略にもそのまま当てはまります。

 

ブランド戦略は、機能的な価値だけでなく、社会的な価値が加わることで、独自の深み(独自性)が増してきます。

 

「米」と「花」は言葉を変えると、「経済」と「道徳」ともいえるでしょう。

 

これら二つが重なり合ってこそブランドに深みが出て、周りから応援される会社になる。

私はそう考えています。

 

皆さんは「米仕事」と「花仕事」、どんなバランスでされていますか?

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 


編集後記


 

今回のイベントでは、BGMで「We Are the World」を流していました。

 

子ども向けのイベントということもありますが、この曲の歌詞にある一節がこのイベントで(私が勝手に)伝えたいメッセージでもあるからです。

 

その一節は「We are the ones who make a brighter day. So let’s start giving」

 

イベントに参加した子どもたちが、自分たちで輝ける明日を作り出し、与えることのできる人になることを心より祈っています。

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