ターゲティングはゆりあんから学べ
こんにちは。
夢を目標に変えるブランディングパートナー、エイドデザインの渡部(わたなべ)です。
今日はブランディングだけでなく、マーケティングにおいても重要なターゲティングのお話です。
ターゲティングとは自社ブランドを価値に感じてくれる層を特定すること。
もちろん、自分たちの先入観で決めるのではなく、外部環境や市場の発展性、競合の状況などを鑑みながら特定していきます。
そして決めたターゲット層に対して経営資源を集中的に投下していくのです。
その目的は、ブランドと顧客双方にとっての利益を最大化させること。
ターゲティングすることにより、ブランド側はリソースを集中できるのでマーケティング効率が格段に高まります。
また、顧客側はターゲティングされることによりそのブランドから特別な情報を得られることができます。
つまり、WIN・WINの状態になるということです。
1.ターゲティングで必ず聞かれる質問
「ターゲティングはしなくてはいけないのですか?」
セミナーやコンサルティングで必ずと言っていいほど聞かれる質問です。
その根底にはターゲットを絞る = 市場を狭めてしまわないか?という不安感がみられます。
その気持ち、よく分かります。
確かに市場を絞り込むのって不安ですよね。
では、すべての人をターゲットにするとどうなるのでしょうか?
「オールターゲット」なんて呼んだりしますが、ターゲティングがなされていないと次の三つの問題が起こります。
しかも確実にです。
2.ターゲティングしないデメリット①
一つ目は、ブランディングの施策が散発的になること。
オールターゲットの場合、部署や担当者によって考える重点ターゲットが異なるため繰り出す施策が散発的になります。
たとえば、
営業のAさんは20代男性に向けて
別の部署のBさんは40代女性に向けて
制作部のCさんは30代の子育て世代に向けて…というような感じです。
これではまるで砂漠に水をまいているようなもの。
ブランディングは、一つひとつの施策が有機的なつながりを持つことではじめてその効果が表れます。
オールターゲットでは限られたリソース(予算)を分散させるため、「結果、何も残らなかった」という状態で終わることが多いです。
3.ターゲティングしないデメリット②
二つ目は、訴求するメッセージがぼやけること。
カメラでいうと焦点(ピント)が合っていない状態。これはかなり致命的です。
ブランド戦略では、消費者・顧客がブランドに対してどれほど感情移入してもらえるかがポイントとなります。
要は顧客に好きになってもらわないといけないのです。
そして顧客が感情移入するためには、そのブランドが自分の価値観に合っているかを知らなければいけません。
この時しっかりとした人物像、すなわちターゲティングがなされていないと、打ち出すメッセージが当たり障りのないものになり、結果誰の心にも響くことはないのです。
言い方を変えれば、誰にでも伝えたいということは誰にも伝わらないということでもあるのです。
4.ターゲティングしないデメリット③
最後は、望んでいないお客様が集まること。
たとえば、こんな人がお客様として来たりします。
・価値観や感性がまったく合わない人
・価格交渉ばかり言ってくる人
・理不尽な要求ばかりしてくる人
やっかいですよね。
ただし、そのお客様が悪いということではありません。
そこに集まってもいいと思わせるようなブランディングのやり方に問題があるだけです。
エルメスで価格交渉する人はいますか?
アップルストアでWindowsとの相見積もりを依頼する人はいますか?
スターバックスで大騒ぎする人はいますか?
ターゲティングはゆりやんレトリィバァの名言「スタバで騒ぐやつ、マクド行けよ」と心の底から思ってくれる顧客を集めることなのです。
(リンク出典先:吉本興業チャンネル R-1ぐらんぷり2015 ゆりあんレトリィバァの準決勝)
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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