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肩書の位置で売上が変わる

理念

皆さんは「注文のまちがえる料理店」をご存じでしょうか?

 

このお店を一言で説明すると、認知症を抱える人が接客するレストラン。

今、世界中で話題を呼んでいます。

 

 

 

実はこの企画。

 

テレビ局のディレクターをしていた小国士朗さんが発案されたのですが、その発想の源になったのが認知症介護のパイオニアである和田行男さんを取材していた時だそうです。

 

 

取材中、和田さんから

「介護施設を建てるのって、結構大変なのって知ってる?」

 

そう聞かれた小国さんは、てっきり建設費のことかと思ったそうです。

 

 

しかし、実は認知症の方を特別視する声が多く、

「何をするか分からない」「火事を起こされたら大変」など、地元住民から反対意見が出て難航するらしいのです。

 

 

「認知症である前に、人なんだよな…」

 

 

和田さんはこの時

「認知症の◯◯さん」

「◯◯さんは認知症」では

意味がまったく違うというのを小国さんに伝えたかったそうです。

 

 

 

これって私たちが仕事をしていく上でも、重要な考え方のような気がしませんか?

 

「ブランドマネージャーの渡部さん」

「渡部さんはブランドマネージャー」

 

 

両者は一見同じように聞こえますが、

前者はブランドマネージャーという枠の中にその人が存在し、

後者はその人自身のフレームの中にブランドマネージャーが内在されています。

 

 

 

厳しい言い方かもしれませんが、価格を叩かれたり、相見積もりをされたり、お客様に選ばれないのは、その人の肩書きが「前」にあるからかもしれません。

 

要はコモディティ化しているのです。

 

 

 

では、肩書きを「後ろ」にするためにはどうすればいいのか?

 

それは、実に簡単な話です。

 

自分が持つ仕事観や理念、夢、想いを丁寧に発信していくこと。

 

 

人は一人として同じ人間はいません。

 

そもそも全ての人は肩書きが「後ろ」だったはず。

これは間違いの無い事実です。

 

 

肩書きを「前」にスライドさせないためには周りに知ってもらうこと、

理念の発信が何よりも大切なのです。

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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