ブランド構築研修【おいけのまど様②】
1. 2回目以降、毎回おこなう◯◯◯◯
2020年3月3日(火)、「おいけのまど」様の第2回目ブランド戦略サポートを行いました。
ワークの開始時刻はもちろん18時。
皆さまお仕事帰りでお疲れのところお集まりいただき、本当にありがとうございます。
さて、2回目以降のワークで毎回おこなうことがあります。
それが何だかお分かりになられますか?
▲2回目のブランド戦略サポート風景
正解は“振り返り”。
通常のブランド戦略サポートは2週間に一度の割合で行います。つまり、2週間前に行った内容の続きを進めていく訳です。
ちなみに2週間のことって憶えていたりしますか?
エビングハウスの忘却曲線によると、2週間後では覚えた内容の77%は忘れるとあります。
もちろんこの忘却曲線は「子音・母音・子音」など、無意味な音節を覚えた時の記憶の話なのですべては当てはまりませんが、それでも「おおよそ忘れる」ということには間違いありません。
ですので、記憶を定着させる意味でも、2回目以降のワークでは毎回しっかりとした振り返りをおこなうのです。
(前回の内容はこちらから→ブランド戦略サポート【おいけのまど様①】)
2. 市場とは海のようなもの
2回目のテーマはズバリ「市場機会を考える」。
ひとことに「市場」というと非常に広範囲にわたる言葉ですが、ここでいう市場とは『財市場』と呼ばれるモノ・サービスの売買取引に関する市場のことを指します。
簡単にいうと、市場とは「取引が行われている状況や場所」のことです。
漠然としていて海のように広い市場の中で、自社にとって成長のチャンスだと考えられる領域を探ること。
これが「市場機会」であり、それを決めるのが今回のテーマです。
たとえばライザップでいうと、「予約制・完全個室の専属パーソナルトレーナーによるフィットネスクラブ」が創業当時の市場機会ではないでしょうか。(あくまで想像ですが…)
これらを考えて、市場機会を決めるのが2回目のゴールとなります。
3. まず戦略から市場機会を考える
とはいえ、いきなり市場機会を考えても中々出てきませんし、出てきたとしても納得できるだけの根拠もありません。
まずは様々な角度から戦略立てて考えていく必要があります。
周りからスポットライトをあてて、全体のアウトラインを探っていくようなイメージです。
一般的にはSWOT分析というツールで導き出しますが、弊所ではクロスSWOT分析というフレームワークを使い、以下4つの観点からより詳細に戦略を考えていきます。
・強み×機会 = 積極攻勢戦略
・強み×脅威 = 差別化戦略
・弱み×機会 = 弱点強化戦略
・弱み×脅威 = 専守防衛または撤退戦略
そしてここでアウトプットいただいた内容をみながら、一つの市場機会に絞り、決めるのです。
▲戦略をじっくりアウトプット
▲全員で発表しながら共有
4. 決めないと始まらない
そして、ポイントとなるのは「決める」というフェーズ。
多くの場合、議論が深まらず「決める」という作業が先送りになることが多いです。しかし、決めないとそこから一歩も先に進むことはできません。
…とこう書くと、「間違ったことを決めたらどうするの?」という意見が聞こえてきそうですが、それでも「決める」ことは大切です。
なぜなら、市場機会の成否は市場に投入してみるまで分からないから。
であれば、まずは決めた後、進めていくごとにさらに深めていく。その上で必要であれば、ブランド戦略ステップをいきつ戻りつしながら調整していくのです。
▲ワーク後に行うクールダウン的な振り返り
ともあれ、お陰さまで今回もあっと驚くような素晴らしい市場機会にたどり着くことができました。
この人数、このメンバーならではのアウトプットだったと感動しています。
内容については、リリース前なのでお伝えできないが非常に残念ですが、カタチになった後このブログに加筆できる日を楽しみにしています。
次回は、今回導き出した市場を「一番評価してくださる方は誰なのか?」というブランド戦略の根幹ともいえる重要なステップに進んでいきます。
今日も最後までお読みくださりありがとうございました。
※続きはこちらから ~ブランド戦略サポート【おいけのまど様③】
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