ブランド戦略サポート【おいけのまど様③】
1. 市場機会の振り返り
2020年3月19日(木)、第3回目となるブランド戦略サポートが始まりました。
前回は「市場機会を考える」というテーマで、海のように広い市場の中、自分たちにとって成長のチャンスだと考えられる領域をワーク形式で探りました。
(前回の内容はこちらから→ブランド戦略サポート【おいけのまど様②】)
もちろん、いきなり市場機会を考えても的を得た答えは出てこないので、クロスSWOT分析というフレームワークを使い、4つの観点から戦略を考えていきます。
・強み×機会 = 積極攻勢戦略
・強み×脅威 = 差別化戦略
・弱み×機会 = 弱点強化戦略
・弱み×脅威 = 専守防衛または撤退戦略
▲前回のワークの様子
全員で50個以上の戦略をアウトプットいただいた後、その中から3つに絞り込みます。
それらをディスカッションで肉付け&そぎ落としを繰り返しながら、今回の市場機会にたどり着くことができました。
(内容については、このプロジェクトがリリースした後に加筆いたします)
そして今回は、導き出したその市場機会を「一番評価してくれる方は誰なのか?」というブランド戦略の根幹ともいえる重要なステップに進んでいきます。
2. まずは市場を切り分ける
自社ブランドを一番評価してくれる方を探す前に行うのが「市場の細分化」。
仮説立てた市場機会は、果たしてどのような市場で事業発展が可能なのか?
収益性や競合状況などを鑑みながら、人口統計的要素やライフスタイルなどの切り口で市場を切り分けていきます。
マーケティングでいうセグメンテーションと呼ばれるものです。
セグメンテーションでは、基本的なセグメントと固有のセグメントに分けてテーマ出しをしていきます。
▲基本セグメントシート(守秘義務に関わる部分はぼかしています)
基本的なセグメントとは、どの商品・サービスにも共通するテーマのこと。
たとえば、年齢、性別、職業、家族構成などがそれに当たります。
次に固有のセグメントとは、その商品・サービスに直接関わりのある特有のテーマのこと。
たとえば、住宅販売の場合だと「家族の力関係」や「親からの支援」、ケーキ屋さんの場合だと「1ヶ月の小遣い」「好きなフルーツ」などが固有のセグメントになります。
3. 切り分けた後は「決める」
セグメンテーションでテーマと項目を出した後は、いよいよ自社ブランドを一番評価してくれる方を決めていきます。
マーケティングでいうターゲティングと呼ばれるものです。
たとえば、年齢というテーマに対して、【30代前半、30代後半、40代前半、40代後半、50代前半、50代後半、60代以上】という項目があったとします。
その中で、自社ブランドを一番評価してくれる方は【30代後半~40代前半】というように決めていくのです。
この時、範囲が広すぎると顧客対象がぼやけますし、狭すぎると市場の収益性が見込めません。
広すぎず、狭すぎずがポイントなのです。
また、収益性や競合状況だけでなく、自社の理念や事業ドメインとの親和性も考えないといけないので、この辺りをしっかりエスコートしながら進めていきます。
前回もお伝えしましたが、「決める」という作業は普段先送りになることが多いです。
セグメンテーションやターゲティングのような、頭の中でイメージしたものを具現化していく時などは特に多いような気がします。
しかし、決めないとそこから先に進むことはできません。
今回は、32のセグメントテーマを120分以上かけて「自社ブランドを一番評価してくれる方」の幅を決めることができました。
120分以上と言っても、1つのテーマに使える時間はたったの4分。
おいけのまどの皆さま、本当にお疲れ様でした!
▲ワーク終了後の様子(熱中して途中で撮影するのを忘れてました…汗)
次回は顧客像を明確にした上で、自社ブランドが独自性・優位性を発揮できる部分を探っていきます。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
※続きはこちらから… ブランド戦略サポート【おいけのまど様④】
〜追伸〜
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