ブランディングは赤のない信号機
▼職業柄『ブランディングって本当に必要なんですか?』と聞かれることがあります。
答えはもちろん『YES』。
では、なぜブランディングが必要なのか?
今日は複雑なブランディング論を1点に絞って簡潔に説明します。
それはズバリ
・・・
・・・
購入の際【リスク回避の対象外】になるから。
▼私も皆さんも商品やサービスを買う前、無意識に以下の6つのリスクを回避しようとします。
1.【機能的リスク】
購入した商品に期待した機能が満たされているか?
2.【身体的リスク】
購入した商品が健康や体に害がないか?
3.【金銭的リスク】
購入した商品が支払った金額の価値があるか?
4.【社会的リスク】
購入した商品が周りから認められているか?
5.【時間的リスク】
購入した商品の選択ミスで時間が失われないか?
6.【心理的リスク】
購入した商品が自分に合わなくて後悔しないか?
▼特に初めての購入に関しては、このリスク回避のアンテナが過敏に反応している状態。
美容室が【新規客に対して割引】をしたり、通販会社が【初回半額】などをするのは、まさに先のリスク回避に対するマーケティング施策といえます。
しかし、初めての購入でもリスク回避のアンテナが反応しないケースがあるのです。
それが“ブランド”。
たとえば、先日このような出来事がありました。
妻がバレンタインのプレゼントにジャケットを買ってくれるというので、ネットで一緒に選んでいた時のこと。
なかなか気に入るデザインがなくページを回遊していたところ、TAKEO KIKUCHIのジャケットが目に飛び込んできました。
価格は50%OFFで◯万円。デザインも気に入り、サイズもあったので即購入しました。
これこそが“ブランド”が持つ力ではないでしょうか?
▼もし、そのジャケットが聞いたことのないメーカーであれば、いくら安くても先のリスクを回避しようとして購入はしていなかったでしょう。
「この商品を買ってみたいなあ」
「このサービスを受けてみたいなあ」
「このお店に入ってみたいなあ」
「でも…」と購入前に一反停止するのが人間です。
まるで心に【止まれ】の標識があるかのよう。
しかし、購入前に止まらせないのが“ブランド”です。
「この会社なら信用できる」
「この会社のサービスなら失敗することはない」
「この会社なら間違いない」
言わば“ブランディング”は赤のない信号機のようなもの。
つまり、購買プロセスをショートカットできる、もっとも費用対効果の高いマーケティング施策とも言えるのです。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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