エディンバラから学ぶブランディング
英国視察の初日、スコットランドの首都エディンバラを訪れました。
この街はOld Townと呼ばれる旧市街とNew Townと呼ばれる新市街で構成され、美しい街並みを形成しています。
どれほど美しいかと言うと、街全体がユネスコの世界遺産に登録されているほど。
その景観はどこを切り取ってもスキがなく、すべて調和がとれていて圧巻の一言です。
現地でアテンドいただいた幸ちゃん、茂さん、ありがとうございました!
(エディンバラ城から見た街並み)
その街並みを観ていて何となく感じたのが、雰囲気が京都みたいだなあということ。
後から聞いたのですが、実はエディンバラと京都府は姉妹都市だそう。感覚って当たるものなのですね。
さて、皆さんも一緒に考えて欲しいことがあります。
世界都市でもあるエディンバラと京都。ともに共通するのは旧跡と調和のとれた街並みです。
では、自分たちの街を同じような街並みするためには、一体何が必要だと思われますか?
(ちなみにエディンバラは世界都市ですが、人口約48万人、面積264km2 。私が住む和歌山市の1.3倍程度です)
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行政による制限や規制、旧跡を整備するための財源はもちろん必要だと思います。
しかし、私がエディンバラを観てそれよりも大切だと感じたのは、
「この町は自分たちの町だ」
「この町は自分たちが創っている」という誇り。
そして「自分たちが町を守っていく」という覚悟。
総じて表現すると【住まう人のプライド】と言ったところでしょうか。
これは会社のブランディングを進める時と実に良く似ています。
一般的にブランディングというと、ロゴを作ったり、会社案内を作ったりと目に見えるものだけに気を配りがち。
もちろん、お客様の目に触れるツールを整えることはブランディングにとって必要不可欠なこと。
ただし、それらはあくまで要素のひとつです。それだけでブランディングが完結することはありません。
では他に何が必要なのか?
それは先程の街作りと同じ【プライド】です。
ブランドを体現する社長やスタッフ全員がそのブランドに対する【誇り】や【覚悟】、【プライド】を持っていなければブランディングが成功することはありえません。
「仏作って魂入れず」
いくら見栄えの良い仏像を作っても、作った者が魂を入れなければ、それは単なる木片です。
仏像を観て拝む人はいても、木片を観て拝む人はいません。
ブランディングが浸透しない時は、一度足下のマインドから見直してみてはいかがでしょうか?
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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