「正直」と「誠実」の違い
いつもありがとうございます。
ブランディングの力で経営課題を解決する社外ブランド・マネージャー、
エイドデザインの渡部(わたなべ)です。
今日は、5月11日に発行したメルマガでいただいたご感想を引用してのお話です。
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私自身とても気付きになった内容だったので、このブログでもシェアさせていただきます。
※その日のメルマガをご覧になられていない方は弊所ブログをご覧ください。
1. 墓碑に刻まれる言葉
さて、そのメルマガで書いていたのが、自分の墓碑に刻まれる言葉について。
墓碑で有名なのは鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの言葉。
「己より優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る」
それになぞらえ私は「誠実な人の成長に関わり続けた男、ここに眠る」と記したと書きました。
いただいたご感想はこちらです。
~ここから~
渡部さん、本日のメルマガも楽しく拝読しました。
墓碑銘に刻まれる言葉、とても考えさせられますね。
本日のメルマガを読んでいる間、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』を思い出していました。
「終わりを思い描くことから始める」という第二の習慣はもちろんですが、あの本を読んで以来、「誠実」という言葉が記憶に刻まれています。
(行動に言葉を合わせる「正直」よりも、言葉に行動を合わせる「誠実」の方がより困難で崇高な態度だ……と私は解釈しました)
「誠実な人の成長に関わり続ける」という渡部さんの思い、大変意義のあることだと感じますし、その渡部さんと繋がりを持っているだけで、なにもしていない私まで勝手に誇らしくなりますよ。
~ここまで~
まずはNさん、素敵なご感想をいただきありがとうございました。
2.「正直」と「誠実」の定義
私自身、大きな気付きになったのはNさんから教えていただいた「正直」と「誠実」の定義です。
行動に言葉を合わせるのが「正直」であり、
言葉に行動を合わせるのが「誠実」である。
う~ん、深いですね。
「正直者がバカを見ない社会を創る」がエイドデザインのパーパスですが、私の中では正直者を「仕事に対して真面目、本気、一生懸命に取り組む人」と定義しています。
最近ではそれらを総称し、「誠実な人」という言葉を使っていましたが、今回のNさんの解釈でストンと腹落ちしました。
さらに、この「正直」と「誠実」の定義は、最近Nさんが週末に行っている営業コンサルタントの横山信弘さんとの対談で次のように深められました。
▲お時間のある方は、ぜひ横山さんの動画をぜひご覧ください。
正直とは「現実に自分の言葉を合わせること」
実際にやった、やらないに限らずそれを正直に口にすることとしています。
たとえば、「毎週3日は5kmジョギングする」と口にしたとして、3日できた場合も、1日しかできなかった場合も正直に話すといったものです。
確かに正直ですよね。
一方、誠実とは「自分の言葉に現実を合わせること」
自分が口にしたことを誠実にやること、またはやらないこととしています。
たとえば、「毎週メルマガを1回発行する」と口にしたのであれば必ずやる。
また、「割引はおこなわない」と口にしたのであれば絶対にやらないというものです。
ブランディングの観点から考えると、ブランドが顧客に約束するブランド・プロミスと同じです。
3.「正直」であっても「誠実」でない人がいる
このように言葉を定義すると「正直」と「誠実」の性質が大きく異なるのが分かります。
また、私が自分のミッションの中で感じていた「正直者」に対する違和感がより理解でき、それを言葉で説明できるようになりました。
つまり、「正直」であっても「誠実」でない人がいるということです。
もちろん、この定義を知った上でも「正直」な人は尊いです。
世の中、正直でない人の方が多いですから。
しかし、私が積極的に応援したいのは「自分がやる、やらない」と宣言したことに対して、現実を合わせていく努力をする人。
たとえ全てできなかったとしても、現実に合わせようとする努力やプロセスは後にかならず実を結びます。
そのような人の努力が報われるような社会にするため、もっともっと、ブランディングの概念を伝えていきたい、そんな思いがより強くなりました。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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