チラシは直感で作ってはいけない
次の問題に5秒以内に答えてください。
~問題~
ここにバットとボールがあります。合わせて1,100円です。
バットはボールより1,000円高いです。
ではボールはいくらでしょうか?
正解は100円
・・・
・・・ではなくて50円ですよね。
ボールが50円。ボールより1,000円高いバットは1,050円。
合わせて1100円になります。
これは行動経済学者のダニエル・カールマンが作った有名な問題です。
人間は物事を2つのパターンで判断すると言われています。
一つ目は直感で判断するシステム1、
そして二つ目は論理的に判断するシステム2。
先のバットとボールの問題は、『5秒以内に答えてください』という前提があったのでシステム1で処理されたはず。
つまり、『1,100-1,000=100』という直感で答えてしまったのです。
これって現実だとかなり危ういですよね。
実はチラシ作りにおいても、このシステム1の思考で制作されるケースがほとんどです。
『いやいや論理的に考えているよ』と言われるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
もし、論理的に制作されているのであれば、“目的や目標” “ターゲットの選定” “競合との優位性”などすぐに答えられるはずです。
いかがでしょうか?
おそらく即答できる方は少ないと思います。
なぜなら、ほとんどの方が設計図もなしにチラシを作り始めるから。
家づくりにも設計図が必要なように、チラシ制作においても同様です。
その設計図となるのが【クリエイティブ・ブリーフ】という質問シートです。
・広告の目的と目標
・商品やサービスの売り
・競合との優位性
・ターゲットの選定
・相手になりきったときのココロの動き
・ターゲットの反応
・一番大切なメッセージ
・信頼性とその根拠
・効果的なオファー
これらの項目に準じた9つの質問に答えていくことにより、広告の方向性が定まり成功確率も上がるのです。
チラシは論理的に組み立てるもので、決して直感で作ってはいけないのです。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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