ブランディングは組織改革だ!
こんにちは。
夢を目標に変えるブランディングパートナー、エイドデザインの渡部(わたなべ)です。
今日はブランディングの中でも社内改革に近い内部に対してのブランディングについて、その方法や考え方をお伝えします。
外部に向けたブランディングと同じくらい、いや、もしかするとそれ以上にインパクトがあるのが内部に対してのブランディング。
インターナル・ブランディングやインナー・ブランディングと言います。
正直、内部へのブランディングが成功すると、ほぼオートマチックに外部への浸透も始まります。
理由は簡単。
消費者・顧客に対してブランドを一番身近で表現するのはブランドの内部にいるスタッフだからです。
1.スターバックスでたとえると…
たとえば、「サードプレイス」というブランド・アイデンティティを掲げるスターバックス。
「サードプレイス」とは家でもなく、職場や学校でもない落ち着ける「第三の場所」という意味です。
この「サードプレイス」を体現するためのあらゆる施策・活動が、スターバックスにとってのブランディングになります。
仮にスタバの店員さんがお客様に対して「90分で退席をお願いします」と言うといかがでしょうか?
回転率という側面から考えると、あながち間違いではないのかもしれません。
しかし、ブランディングという視点で考えると、滞在時間を自分で決められない場所で落ち着ける訳はないので、これは間違いなくブランドの毀損(きそん)です。
2.ブランドのイメージを伝えるのは接客する人だけはない
ブランディングはお客様に自社のイメージを根付かせることが目的です。
そしてそのイメージを最前線で伝えているのは、間違いなくブランドの内部の人たち。
これは何も接客業に限った話ではありません。
営業でも、事務でも、経理でも、お客様との接点はあるはず。
お客様に話す内容、メールの書き方、請求書の送付など、その直接的な接点が絶好のブランディングの機会でもあります。
その時に内部へのブランディングが浸透していなければ、人によってバラバラな対応になり、自社のイメージを根付かない=ブランディングにはつながらないということです。
3.インターナルブランディングの進め方
では、具体的にどのように進めるのが良いのか。
その方法について簡単にお伝えします。
1.まず、ブランドとしてのゴール(目的)を定めること。
社内の主要メンバーと共にブランド・アイデンティティを策定します。
2.次に、それをシンボリックな形で見える化させること。
クレドカードやコンセプトムービー、ブランドストーリーなどを作り、ブランド・アイデンティティ(言葉)を伝わりやすくさせます。
3.そして、象徴的なファクト(事実)をつくること。
部署を横断して意見を出し合うワークショップやブランド・アイデンティティを体現した人を表彰するなど、象徴的なファクトを積み上げていきます。
最後に、一番大切なことをお伝えします。
それは足を止めず、伝え続けること。伝わっていても、伝え続けること。
人は弱い生き物です。
周囲の批判や反対に合い、結果や成果が出ないと夢から覚めてしまいます。
夢から覚めるというのはたいていの場合、元の自分の状態に戻るということです。
本当のインターナル・ブランディングは、実はここから始まります。
心が折れながらも、次の一歩を踏み出せるのか。
昨日の自分を超えられるのか。
明日の自分を信じられるのか。
夜明け前は一番暗いものなのです。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
〜追伸〜
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