税理士Aさんの非常に残念な広告
今日のブログはたとえ話ですが、自分で広告を作ろうと考えている方には、非常に役に立つ内容かもしれません。
じっくりと内容をご覧ください。
1. 税理士Aさんのサービス
税理士のAさんは半年以上かけて、あるサービスのリリースにこぎつけました。
筆舌に尽くしがたい程の苦労をし、寝る間を惜しんで創り上げた会心のサービスです。
ターゲットの絞り込みから伝えたいメッセージやサービスの特長もおさえ、さらに独り善がりにならないよう、ターゲット層へのヒアリングも丁寧に繰り返しました。
その甲斐あって、事前のヒアリングでは「すぐに買いたい!」という好反応ばかり。
Aさんはリリース前から確かな手応えを感じていたのです。
そして満を持してサービスをリリース。
まずは、見込み客300人に向けてDMを発送しました。
マーケティングのセオリーに則って、このサービスを購入できるのは届いてから1週間以内という期限を設け、さらに期間内は魅力的な特典まで付けています。
これで完璧!最低30人は成約につながるはず!
Aさんはそう確信しました。
なぜなら、事前アンケートでは50人以上の見込み客が「購入を検討したい」というチェックを付けていたからです。
サービスの受付は自社のWEBサイトのみ。
Aさんは胸を高鳴らせながら、注文のメールが届くのを今か今かと待っていました。
2. DMの結果は?
・・・
・・・
・・・待てど暮らせど申し込みがありません。
あれ、おかしいな? PCが壊れたのか?
ネットにつながっていないのか?
いくら調べてもPCは正常。きちんとネット回線もつながっています。
・・・
・・・
・・・
そして1週間が経過。
結局お申し込みはゼロでした・・・。
茫然自失。
半ば意識が朦朧(もうろう)としているAさんの携帯に、1本の電話が掛かってきました。
電話の主はDMを送った既存客のBさんです。
「DMに載っていたサービスが欲しいんだけど、どこで申し込めばいいの?」
ハッとなってDMを手に取るAさん。
よく見ると、申し込みフォームのURLが抜けていたのです・・・。
3. Aさんの例は世の中に溢れている
たとえ話はここまでです。
あなたはこれをバカな例だと思いますか?
いいえ。
私は職業柄、これまで数万枚以上の広告に目を通してきましたが、その中には先程のような広告をたくさん見てきました。
Aさんの例は少し極端なだけで、同じような広告は世の中に溢れています。
たとえば、
・ターゲットが会社員なのに電話の受付時間が平日の昼間だけだったり
・「何かの呪文?」と言いたくなる位、やたらと長いURLをそのまま載せていたり
・来社・来店してもらうのが目的なのにそもそも地図や住所が抜けていたり
・広告を隅から隅まで探さないとどうやって購入するのか分からなかったり
などなど、書き始めればもうキリがありません。
なぜ、このような広告が溢れているのか?
それは広告に然るべき設計図を作っていないからです。
家を建てるときと同様に、広告にも設計図は必要です。
あなたは広告の設計図の作り方をご存じですか?
詳しくはこちらのブログも合わせてお読みください。
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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