ライザップに通って分かった、ブランディングとの共通点
皆さんはライザップ(RIZAP)に、どのようなイメージを持たれていますか?
「専属のトレーナーがいる」
「価格が高そう」
「厳しそう」
「低糖質ダイエット」・・・などなど、様々だと思います。
私は「結果にコミットする」という強烈なブランドメッセージを打ち出す、覚悟のある企業というイメージを持っていました。
今回、私がライザップに通う前に決めた目的は次の3つです。
1. 自分への強烈な負荷(メンタル面)
2. コロナ太りの解消(フィジカル面)
3. ライザップのブランド調査(ビジネス面)
ボディメイクの期間は10月1日から11月26日までの約2ヶ月。
合計16回のセッションを重ね、お陰さまでしっかりと結果にコミットすることができました。
スタート時の体重は74kg。(ちなみに身長は180cmです)
結果はというと・・・体重が6.1kg(体脂肪率は4.3%)下がりました。
もともと余り太っていないので、そんなに驚くような数字ではないと思いますが、私が一番嬉しかったのは筋肉量をまったく落とさず、脂肪だけで約6kgの減量ができたこと。
その他にも、食事や体に関する知識をインプットできたことも大きな収穫でした。
たとえば、基礎代謝分のカロリーを毎日キチンと摂取しないと、不足したカロリー分筋肉が痩せてしまい、その結果、基礎代謝が落ちて太りやすい体になってしまうなどです。
飲み過ぎた次の日の朝ご飯を抜くというのは、ボディメイクでもダイエットでも絶対にやってはいけないことみたいですね。(これまで結構やっていたなあ・・・)
今回は、そんなライザップに通って分かったブランディングとの共通点についてお伝えします。
1. トレーニングを始める前に必ずおこなうアレ
今回ライザップに通って一番驚いたことがあります。
それは初回セッションの時。
まず、担当トレーナーからヒアリングと食事のレクチャーがあったのですが、その時渡された目標設定シートを見ると原田メソッドが目に飛び込んできたのです。
そのシートをそのまま載せる訳にはいかないので内容だけお伝えすると、【目的・目標の4観点】がライザップの目標設定シートに取り入れられていました。
【目的・目標の4観点】をシンプルに説明すると・・・
・自分にとって有形の目的、目標
・自分にとって無形の目的、目標
・社会・他者にとって有形の目的、目標
・社会・他者にとって無形の目的、目標
この4つの観点から目的・目標を描くというものです。
※詳しく知りたい方はこちらのブログをご覧ください。
原田メソッドの指導者認定をいただいている私から見ると、まだまだ改善の余地があるシートに感じましたが、これについては一般の方向けにわざと簡略化しているのかもしれません。
いずれにしても真っ先に行うのはトレーニングの説明ではなく、相手が望んでいる本当のニーズを言語化させること。
ライザップではこれを動因(どういん)と呼んでいます。
私が顧客とブランディングを始める前に行うのも、同じく目的・目標設定(ゴール設定)です。
ここをしっかりと押さえておかないと、ブランディングの途中に五里霧中に陥ったり、ブランドそのものの意味や意義を見失ったりします。
その結果、ブランディングを継続できずに止めてしまい、元の状態に戻ってしまうのです。
ボディメイクでもブランディングでも、目的一番、目標二番。
目標の前に目的がしっかりと明確化されていなければ、目標を達成することはできないということなのです。
2. 成果が出ないのは【○○の方法】が間違えているから
トレーニングでもブランディングでも、独学で進める人は少なくありません。
私もこれまでトレーニングは独学でやっていました。
これが本当に正しい方法でやっているのなら問題はないのですが、そのほとんどはズレていることが多いのです。
なぜなら、客観的に自分を見ること自体が非常にむずかしいから。
いや、あえてここは言葉を濁さず、はっきりと言わせていただきます!
おそらく、自分のことを100%客観的に見られる人は世の中にはいないでしょう。
たとえばトレーニングにおいて言うと、自分ではそれなりのフォームでやっているつもりでも、プロから見ると大きくズレていることがあります。
しかもそのズレは、素人から見るとたった数センチの誤差とも言えるレベル。
「こんなの大したズレではない…」と思ってしまいがちですが、そのたった数センチが結果に大きな違いを生むのです。
事実、ライザップのトレーナーにフォームをほんの少し矯正されただけで、筋肉にかかっていた負荷が大きく変わり、同じ重さのダンベルが全く上がらなくなりました。
また、驚くべきことにその後の筋肉の成長に大きな影響を及ぼしたのです。
これらを踏まえて考えると、【努力の方法】を間違えると、どれだけ真面目にやっても成果がでないということが分かります。
また、成果が出ないだけならまだしも、ケガの原因につながることも少なくありません。
これはブランディングにおいても同じです。
ブランディングにおける【努力の方法】とは、発信する方法であったり、見せ方であったり様々です。
自分では誤差と感じるようなわずかな見せ方の違いで、結果や成果に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。
また、ブランディングのおいてのケガとは、ブランドをマイナスに落とす発信のことを指します。
これも自分では中々気付かない…、いや、気付けないポイントだったりするのです。
3. 自分の限界はただの思い込み
トレーニングでは「もう無理!」と思ってからの数回が筋肉に大きな刺激を与え、成長を促します。
(厳密に言うとトレーニングで筋繊維をちぎり、それを回復するときに筋肥大するそうです)
このとき、自分の限界に達するまでにやめてしまうと、筋肉への刺激が不十分なので成果にはつながらりません。
つまり、自分の本当の限界まで負荷がかけられなければ成果がでないということであり、自分をどれだけ追い込めるかが「成長の鍵」となるのです。
ここで面白いのが、人が限界だと感じるのはあくまでメンタルの限界(心理的限界)であり、多くの場合、体の限界(生理的限界)には到達していないことが多いという点。
つまり、限界は心が感じている単なる思い込みであり、ポテンシャル的にはまだまだ余裕があるのです。
私のケースでお話すると、自分一人でベンチプレスをやると10回が限界と感じる重さでも、トレーナーのサポートが入ると15回、20回と限界まで追い込めたりしました。
※正確には「追い込まれる」というのが正しい表現ですが…(苦笑)
これはブランディングにおいてもまったく同じです。
自分の本当の限界まで負荷をかけないとブランドを大きく成長させることはできません。
ブランディングは未来への投資なので、重要度は高いものの緊急度は低いです。
つまり、今すぐアクションを起こさなくてもすぐに実害が出ることはないので、普段の仕事で負荷がかかるとついつち後回しにしてしまいます。(将来的にはそのツケが実害として出てきますが・・・)
その時にこそ、足を止めずに負荷をかけられる(ブランディングを続けられる)のか?
ここがブランドを大きく成長させるポイントです。
そして、その負荷は自分だけではかけられないというのも、トレーニングとの共通点なのです。
4. 未来志向で考える
ボディメイクだけでなく、減量やダイエットは誘惑やトラブルの連続です。
特に経営者や経営幹部の場合、急ぎの仕事が入り、予定していた筋トレができなくなった。
得意先の会食に出ないといけない。
会食終わりお客様に誘われてラーメンを食べに行った。
また、ストレスがたまりヤケ酒を飲んでしまった…などなど、前途は多難です。
私も1年365日、風邪のとき以外は1日も欠かさず晩酌を続けていたので、トレーニング当初は毎日が誘惑の連続でした。
もちろん、ラーメンも大大大好きです(笑)
…で、仮に私がラーメンを食べた上に、トレーニングもサボったとします。
原因は誰にあると思いますか?
考えるまでもなく、私のメンタルの弱さが原因であり、犯人は100%私です。
しかしながら、そのような犯人捜しをして結果や成果につながることはありません。
「予定していた日に筋トレができなくなった…」のであれば、
目的・目標を達成するため、次にいつ筋トレをする?
「得意先の会食に出ないといけない…」のであれば、
目的・目標を達成するため、どんな食べ方、どんな飲み方をする?
「ラーメンを食べてしまった…」のであれば、
目的・目標を達成するため、それをどう取り返す?
ボディメイクに必要なのは、やってしまった後の犯人捜しではなく、未来にベクトルを向け、それをどうリカバリーするのか?という極めてポジティブな志向しかないのです。
ブランディングにおいても、起こってしまった事象に対しての原因だけを突き止め、犯人は探さず、目的・目標達成に向かってポジティブに邁進することが大切なのです。
〜まとめ〜
当たり前の話ですが、体を変えるためにはもちろん苦しさも伴います。
そこで必要になるのが支援者(パートナー)の存在です。
ただし、その支援者は本当の意味であなたの目的・目標に対して応援できる人であり、さらにその道のプロフェッショナルでなくてはいけません。
そのための最高の支援者が、ライザップではプロフェッショナルな能力を持ったトレーナーだということです。
RIZAPグループ株式会社の社長・瀬戸健氏はこう言います。
「ボディメイク(ダイエット)の一番の失敗は、やり方を間違えることではなく続けられないことである」と。
これはブランディングでも同じです。
普通に歩いていてエベレストの頂上に登ってしまう人がいないように、自動的にブランディングを継続できる人や会社など存在しません。
なぜならブランドを創る道のりは、ボディメイクと同様に決して平坦なものではないからです。
ブランディングを成功させるには、そのブランドに寄り添い、そのブランドの可能性を一番信じてくれるパートナーの存在が必要不可欠です。
そしてそのパートナーはライザップと同様、真のプロフェッショナルでないと意味はありません。
エイドデザインは、あなたのブランドをあなた以上に大切にするブランディング・パートナーで在り続けます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
〜追伸〜
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