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書籍の出版秘話

ブランディング

いつもありがとうございます。

応援ブランディングの専門家、エイドデザインの渡部(わたなべ)です。

 

今日は拙著【愛され続ける会社から学ぶ 応援ブランディング】の出版秘話について、備忘録も兼ねて書いておきたいと思います。

 

 

1. 著者にその本を書く能力はあるか?

 

この書籍の企画を練りはじめたのが昨年(2023年)1月の話です。

その翌月には企画のアウトラインを完成させ、全国で実際に応援されているブランドのインタビュー取材を開始しました。

 

・応援されるブランド【第1弾】尾﨑産業株式会社①

・応援されるブランド【第1弾】尾﨑産業株式会社②

・応援されるブランド【第2弾】りんご塾

・応援されるブランド【第3弾】ウィー東城店

・応援されるブランド【第4弾】弁慶丸

・応援されるブランド【第5弾】COSUCOJI(コスコジ)

・応援されるブランド【第6弾】SOUKI(創喜)

・応援されるブランド【第7弾】ふらここ

・応援されるブランド【第8弾】La Paix(ラペ)

・応援されるブランド【第9弾】藏光農園

・応援されるブランド【第10弾】創人

 

ご協力くださいました経営者の皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

それと同時進行で出版企画書をブラッシュアップ。

今回、壁打ち&伴走(コンサル)をお願いした株式会社アイ・コミュニケーションの平野友朗さんには本当にお世話になりました。

 

自分一人で企画を考えているとどうしても近視眼的になってしまうのですよね。

平野さんには客観的な視点からのご意見や愛ある厳しきフィードバックをいただきました。

 

「最初の章にブランディング事例コンテストの受章事例を入れてみては?」

「メルマガの文章は分かりやすいのに、出版企画書の文面は論文みたいで難しい」などなどです。

 

 

そして、6月の段階でそこまで行なったインタビュー記事と出版企画書を、同文舘出版の編集者さんへ送りました。

 

 

 

自費出版やKindle出版、オンデマンド(ペーパーバック)出版だと自分の思い通りに書けますが、商業出版の場合、本を出して売るまでの費用はすべて出版社が負担します。(もちろん印税もいただけます)

 

 

そのため、出版企画書を見て、「売れそうな本なのか?」「著者にその本を書く資格(実績)はあるか?」などを判断されるとのこと。

 

ちなみに、企画が通っても原稿を書けない人もいるそうで、上記に加えて「著者にその本を書く能力はあるか?」も合わせて見られるそうです。

(私の場合は、メルマガを10年近く休まず続けていることと、インタビュー記事を添付したことでクリアできました)

 

 

今回の書籍では、編集者さんのチェックを通過した後、実際に東京の出版社を訪れてプレゼンをし、その後、編集部での企画会議が通りました。

 

そして、営業部との合同企画会議も通り、営業部が書店にヒアリングを行ない、ようやく出版が決まったのです。

 

 

 

2. すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる

 

実は、出版企画書を編集者さんに見せたとき初見でこんな感想を言われました。

 

「応援ブランディングは時間がかかるもの、経営者がじっくり考えなくてはいけないものであることがわかりました。とはいえ、書籍には即効性が求められるので “時間がかかる” ことはうたえないのですが…」

 

 

これはビジネス書だけでなく、ダイエットや筋トレなどあらゆることに当てはまることだと思います。

 

ただ、「3日で痩せられる」とか「1日10回で腹筋が割れる」などといううたい文句に踊らされて本を買い、結果が出なかった人の方が多いのではないでしょうか?

 

 

 

「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる」

 

これは慶應義塾大学の塾長であった小泉信三氏の言葉です。

 

 

人との信頼を築くのに時間がかかるように、応援されるようなブランドを作るのにも時間が掛かりますし、その分、面倒なことが多いもの。

 

しかし、そこに目を向けず、即効性のあることばかりを追い続けていては、なにも手に入れることができないことも多いのです。

 

 

 

3. ブランディングで学ぶべきは基礎・基本

 

たとえば、今回の書籍では4P/4Cというマーケティングの基礎・基本的なフレームワークを紹介していますが、これに関して懐疑的な意見を耳にすることがあります。(特に4Pの方)

 

私自身、ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略など、様々なマーケティング理論を参考にしていますが、それらは基礎・基本あってのもの。

 

真新しい言葉や魅力的なフレーズに触れると「すぐに役立つ」と勘違いしそうになりますが、その実は基礎・基本、本質がなくては機能しないものばかりです。

 

 

そういう文脈においていうと、今回の書籍で伝えたい「応援ブランディング」は時間が掛かるものかもしれません。

 

 

しかし、その分得られるリターンも大きくなります。

なぜなら、応援されるブランドになるということは、お客様から愛され、選ばれ続けることだから。

 

 

「まわりから愛され、応援されるようなブランドをつくりたい」

「小さくても自分が思い描いている理想のブランドをつくりたい」

「自分たちの価値を認めてくれるお客様と向き合っていきたい」

 

 

そんな方はぜひ本書を手に取り、唯一無二のブランドづくりにご活用ください。

 

この本(愛され続ける会社から学ぶ 応援ブランディング)をきっかけに、あなたのブランドが愛され、応援されることを祈って。

 

 

今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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